
食品工場の自動化を後押し/Closer
筑波大学発の人工知能(AI)ロボティクスベンチャーのCloser(クローサー、茨城県つくば市、樋口翔太社長)は食品の生産ラインで調味料袋などをコンベヤー上に投入する自動化システムを提案する。人と同じくらいの作業スペースで包装された製品のピック&プレースなどを自動化できる。創業から2年目だが、インスタントみそ汁の生産ラインへの本導入が決まった。
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筑波大学発の人工知能(AI)ロボティクスベンチャーのCloser(クローサー、茨城県つくば市、樋口翔太社長)は食品の生産ラインで調味料袋などをコンベヤー上に投入する自動化システムを提案する。人と同じくらいの作業スペースで包装された製品のピック&プレースなどを自動化できる。創業から2年目だが、インスタントみそ汁の生産ラインへの本導入が決まった。
台湾の協働ロボットメーカー、テックマンロボットの国内代理店を務めるSSI(浜松市中区、小笠原誠社長)は昨年11月、東京都台東区に「SSI株式会社×TM-ROBOT(ロボット)ショールーム&ラボ」と「テックマンロボット トレーニングセンター」を開設した。場所はJR御徒町駅の近くでJR上野駅から続く繁華街の中にある。この場所に拠点を設けた狙いとは。
ロボット業界で活躍する女性にスポットを当てた連載「活躍するロボジョ」。第16回は、2019年にロボティクス事業部を立ち上げた京セラで、ロボットシステムの導入をサポートする中国出身の牛星(にゅう・しん)さんを紹介する。牛さんはこれまで、携帯電話向けソフトウエアの開発や生産技術における人工知能(AI)の活用方法の研究を担当していた。「ロボティクス事業部に配属される以前はほとんどデスクワークだったため、エンドユーザーの方の声を直接伺うことは少なかった。現場に立たないと気付けないことがあると痛感しました」と話す。
産業用カメラなどを手掛けるi-PRO(アイプロ、東京都港区、尾崎祥平社長)は1月20日、モジュールカメラ「moduca(モジュカ)」を国内発売した。ユーザーの目的や用途に合わせて、カメラを構成するモジュール(機能に必要な要素をまとめた複合部品)の組み合わせを変え、自在に仕様を決められる。その組み合わせは1500通り以上に及ぶ。
ロボットシステムの構築を担うシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を紹介する連載企画「SIerを訪ねて」。31回目の今回は、工作機械を使った金属加工向けの自動化システムを提案する山本金属製作所(大阪市平野区、山本憲吾社長)を紹介する。1965年の創業時から金属加工を手掛けてきた同社が積み上げてきた経験やノウハウを武器に、製造現場の省人化や省力化をサポートする。
大阪大学の小山佳祐助教が開発した近接覚センサーをロボットハンドに組み込むと、カメラを使わず手探りで対象物(ワーク)をつかむピッキングシステムを作ることができる。従来のピッキングシステムに比べ安価でコンパクトな構成になり、ロボティクスの最後のとりでといわれるロボットマニピュレーションの難しさを打破する一手にもなる。
大阪大学の小山佳祐助教は、ワーク(搬送物)との距離や角度を非接触で検知する近接覚センサーを研究する。透明や光沢のあるワークでも検知できるのが特徴。ロボットハンドに搭載することで、カメラを使わず手探りでワークをつかむこともでき、従来よりもシンプルで柔軟なバラ積みピッキングシステムを実現する。
キヤノンは、新たなビジネスモデルとしてFA(ファクトリーオートメーション=工場自動化)関連のソリューション提案を加速させている。今年9月、画像処理ソフトウエア「Vision Edition(ビジョンエディション)2」を発売。従来製品よりも処理能力を上げ、他社製のカメラにも対応した。新製品をきっかけに、画像や映像を軸に据えた「設備やロボットの目」の提案を強化する。
Mujin(ムジン、東京都江東区、滝野一征最高経営責任者)は11月1日、2020年11月に開所した名古屋営業所を拡大移転し、新事務所での営業を開始した。従来の名古屋市中区から名古屋市西区に場所を移し、フロア面積は従来比4.3倍以上となる。新営業所には新たにデモ機も設置し、ユーザーやパートナーが実際にシステムを触ることもできる。システムインテグレーターとの協力体制や製品のテスト、アフターサポートの体制を強化し、東海地方での事業拡大を図る。
米国に本社を置くGPU(画像処理や人工知能に適した演算装置)メーカーのNVIDIA(エヌビディア)は10月20日、「NVIDIA Isaac ROS」の最新ソフトウエア「Developer Preview(デベロッパープレビュー、DP)2」を発表した。