
協働ロボットに使える非接触センサー開発、自動化設備の外販も開始/I-PEX
コネクターやセンサー、半導体製造装置などを製造・販売するI-PEXは6月12日、非接触で人を検知できるセンサー「Smart Cloth(スマートクロス)」を開発したと発表した。
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コネクターやセンサー、半導体製造装置などを製造・販売するI-PEXは6月12日、非接触で人を検知できるセンサー「Smart Cloth(スマートクロス)」を開発したと発表した。
ブラザー工業は5月28日、愛知県刈谷市の刈谷工場内の工作機械ショールーム「ブラザーテクノロジーセンター」でプライベートショー(PS)を開催し、5軸仕様の複合加工機「M200Xd1-5AX」「M300Xd1-5AX」専用の自動化パッケージシステム「RC-7」を初公開した。会場には販売店や代理店の他、工作機械ユーザーなど約200人が来場した。
樹脂成形を得意とする石川樹脂工業(石川県加賀市、石川章会長)は、この5年で生産性を約2倍まで引き上げた。従来は人手に頼りきりだったが、協働ロボットの導入を機に生産現場の景色を一変させた。後編では、同社が内製したロボットシステムの具体的な作業内容を中心に紹介する。
オークラ輸送機(兵庫県加古川市、大庫良一社長)とユニバーサルロボット(UR)の日本支社(東京都港区、山根剛代表)は6月4日、パートナーシップ契約を締結したと発表した。URの協働ロボットを組み込んだパレタイズシステム「EasyPAL(イージーパル)」をオークラ輸送機が開発し、同日から都内で開かれた展示会「FOOMA JAPAN(フーマジャパン)2024」で披露した。
樹脂成形を得意とする石川樹脂工業(石川県加賀市、石川章会長)は、この5年で生産性を約2倍まで引き上げた。従来は人手に頼りきりだったが、協働ロボットの導入を機に生産現場の景色を一変させた。石川会長は「地元の金融機関からも『無謀だ』と言われた。ただ、社内にロボットを扱えそうな人材や素養があったので、思い切ってリスクを取った。あの時に決断してよかった」と導入当時を振り返る。
筑波大学発の人工知能(AI)ロボティクスベンチャーのCloser(クローサー、茨城県つくば市、樋口翔太社長)は5月27日、パレタイジング(積み付け)の自動化システム「Palletizy(パレタイジー)」に新機能を実装した。新機能の「AutoLayout(オートレイアウト)機能」は、段ボール箱のサイズなどの数値に基づき、最適な積み付けパターンを自動生成する。樋口社長は「複雑な操作の必要ないオートレイアウト機能を提案し、中小規模の製造ラインの出荷作業の自動化を支援したい」と語る。
デンソーと、施設園芸向けのソリューションを開発するオランダのグループ会社のCerthon Build (セルトンビルド)は、ミニトマトの全自動収穫ロボット「Artemy(アーテミー)」の受注を5月14日から欧州地域で開始した。
樹脂部品や射出成形用の金型を製造する国盛化学(愛知県小牧市、塩谷陽一社長)は、自社ブランド製品の開発にも力を入れる。その一つが、今回取り上げる多関節ロボット向けのケーブル保護装置「サイルベアフレックス」だ。ロボットの複雑な回転やねじれの動きに滑らかに追従し、動力ケーブルやエアホースを断線などのリスクから保護する。同社は昨年、直径(φ)25mmサイズを追加した。現状は一般的な多関節ロボット向けの販売がメインだが、今後は協働ロボット向けのブラケット(取り付け部材)なども開発してラインアップを拡充する。
溶接に関する展示会「2024国際ウエルディングショー」が4月22日~25日までの4日間、大阪市住之江区のインテックス大阪で開かれた。新型コロナウイルス禍による開催中止を挟んだため、大阪会場での開催は8年ぶり。会期4日間で計10万307人が来場した。今回のテーマは「人・文化・技術をつなぐ溶接・接合,切断の新潮流」。前回展でもロボットを使った自動化の提案が目立ったが、今回展では協働ロボットを使った自動化システムや、簡易なティーチングシステムなど、自動化システムの導入障壁を低減する提案が数多く見られた。
中部包装食品機械工業会(会長・生田涌希フジキカイ社長)は4月17日~20日、中部地区最大級の食と包装の展示会「2024中部パック」を名古屋市港区のポートメッセなごやで開催した。4日間で約5万人が来場し、会場は自動化や省人化に関心を持った人でにぎわった。