[活躍するロボジョ vol.31]プログラミングの経験を生かし、ロボット制御の研究開発を/タマディック 冨岡京可さん
ロボット業界で活躍する女性にスポットを当てた連載「活躍するロボジョ」。第31回は、自動車や航空宇宙関連の製品を開発・設計するタマディック(東京都新宿区、森実敏彦社長)で、自動車の生産技術担当として協働ロボットシステムの開発に携わる入社3年目の冨岡京可さんを紹介する。大学時代に学んだプログラミングの経験を生かし、現在はロボット制御の研究開発にも力を入れる。
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ロボット業界で活躍する女性にスポットを当てた連載「活躍するロボジョ」。第31回は、自動車や航空宇宙関連の製品を開発・設計するタマディック(東京都新宿区、森実敏彦社長)で、自動車の生産技術担当として協働ロボットシステムの開発に携わる入社3年目の冨岡京可さんを紹介する。大学時代に学んだプログラミングの経験を生かし、現在はロボット制御の研究開発にも力を入れる。
最近よく聞く言葉だけど、「それどんな意味?」と聞かれたら自信を持っては答えにくい――。そんな言葉はありませんか? 新連載コラム「いまさら聞けないキーワード」では、そんなロボット業界のキーワード・新ワードを紹介します。今回は、ロボットの活躍を後押しする可能性を秘める「遠隔操作」がテーマです。
最近よく聞く言葉だけど、「それどんな意味?」と聞かれたら自信を持っては答えにくい――。そんな言葉はありませんか? 新連載コラム「いまさら聞けないキーワード」では、そんなロボット業界のキーワード・新ワードを紹介します。今回は、ロボット普及のカギを握る「ティーチレス」がテーマです。
1月24日~26日の3日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで「ロボデックス」など複数の展示会が開催された。ロボデックスにはロボットや周辺機器のメーカー、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)など多くの企業が出展した。ロボットと周辺機器を組み合わせた高度な自動化システムのほか、遠隔操作やティーチング(教示)などに関する先進的な技術にも注目が集まった。
五誠機械産業(佐賀市、川島晃会長)は、「九州ロボットセンター」を運営する。ショールーム機能に加えて、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の教育施設としても使われるのが大きな特徴だ。小松直博センター長は「リーマンショックによる不況を機に日本の技術者の海外流出が増加した。外部発注などで生産技術部門は縮小し、日本の技術力が下がったように感じる。SIerの技術力向上に少しでも貢献できれば」と語る。
フジムラ製作所(埼玉県川口市、藤村智広社長)は今年6月、ティーチング(教示)作業を人工知能(AI)で自動化した溶接ロボットシステムを稼働した。加工対象物(ワーク)の形状が変わるたびに技術者がティーチングする必要がないため、多品種少量生産にも適用しやすい。比較的容易な溶接を自動化し、熟練の溶接工が難易度の高い仕事に集中できるようにするのが狙いだ。今後はバージョンアップを重ね、年内には容易な溶接の大部分を同システムでカバーできる体制を整えるという。
ロボットの遠隔操作システムの構築をサポートし、多様な働き方の実現を目指すのがリモートロボティクス(東京都港区、田中宏和社長)だ。今年5月、遠隔操作システムの開発を支援するサービス「Remolink Builder(リモリンクビルダー)」の提供を始めた。Remolink Builderを活用したリモートロボットシステムの開発・提案に取り組むSSI(浜松市中区)の小笠原誠社長は「これまでロボットを導入してこなかった現場にも提案したい」と語る。遠隔操作のデモシステムを、9月13日から千葉市美浜区の幕張メッセで開催される製造業の専門展「スマート工場EXPO」で披露する。
デンマークの協働ロボットメーカーのユニバーサルロボット(UR、日本支社=東京都港区、山根剛代表)は6月20日、ネクストスケープ(東京都港区、小杉智社長)の「RoboLens(ロボレンズ)」がUR公認の周辺機器「UR+(プラス)」の認証を取得したと発表した。ロボレンズは、現実空間と仮想空間の物を融合させて表示するミックスド・リアリティー(MR)技術を活用したシステム。ロボットの教示や配置検討などに活用でき、「MR技術を活用したソリューションがUR+の認証を取得するのは今回が初」とURの西部慎一アプリケーション・エンジニアリング・マネージャーは言う。
産業機械メーカーのスギノマシン(富山県滑川市、杉野良暁社長)は3月22日、産業用ロボット向けのソフトウエア「CROROROS(クロロロス)」を発売した。3次元空間上でロボットの動作のシミュレーションやティーチング(教示)ができる。
デンマークに本社を置くOnRobot(オンロボット)は1月20日、協働ロボット用のアプリケーション・サポート・プラットフォーム「D:PLOY(ディプロイ)」を発売した。ロボットシステムを構築する際のプログラミングなどの時間を大幅に短縮できる。「革新的なこの製品があれば、中小企業という巨大な未開拓領域へのロボット導入を一気に加速できる」とエンリコ・クログ・アイベルセン最高経営責任者(CEO)は言う。