ティーチングレスで使える協働ロボットシステムを発売/中村留精密工業
中村留精密工業 (石川県白山市、中村匠吾社長)は11月5日、加工対象物(ワーク)のローディング/アンローディングを担う協働ロボットシステム「RoboSync(ロボシンク)」を発売した。工作機械や洗浄装置、計測装置など、メーカーを問わずにさまざまな機械に接続して使える。
ロボシンクの位置決めにはビジョンセンサーとマーカーを使用し、段取り替え(セッティングの変更)時にロボットシステムの位置が変わっても、協働ロボットが機械側と材料置き場側のマーカーをそれぞれ読み取ることで簡単に位置補正ができる。
ワークが変わっても、そのワークの情報をティーチングペンダントに入力すれば再ティーチングなしで稼働が可能。素材や完成品の材料置き場には、ユーザーの手持ちのパレット(荷役台)や台車を活用できる。
同システムはビジョンセンサー付きのファナック製協働ロボット「CRX-20iAL」とマーカー、ロボットを搭載する架台一式、シングルハンドで構成される。販売価格は1430万円(税別)から。