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ロボットの切削加工の利点を訴求/トライエンジニアリング、イワタツール

トライエンジニアリングとイワタツールのブースでは、ロボットを使った切削加工を実演する

 システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のトライエンジニアリング(E48)と、切削工具メーカーのイワタツール(E49)は、ロボットを使った切削加工システムを複数展示している。

 一つはロボットで付加製造(AM)した対象物(ワーク)を、もう一台のロボットで切削加工して仕上げる。実際に宇宙産業での導入例もあり、サンプルワークなども展示する。
 もう一つは、切削加工する工具を交換しながら複数の加工を施すシステムだ。工具を回転させるスピンドルを3方向に付けている。垂直多関節ロボットの先端軸を回転させてワークに押し当てる面を変えることで、穴開け加工やねじ山を切り出すタップ加工など、複数の加工をする。

 トライエンジニアリングの岡丈晴専務は「ロボットで切削加工をする利点は多い。それらが伝わるような展示にできた」と自信を見せる。

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