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会場速報

REAL TIME REPORTING

ロボット台車をガチャンと連結/三機

三機(D44)は協働ロボットを台車ごと連結する製品「ガッチャンコ」をアピールする。製品名は、「ガッチャンコ」と台車を連結させる音から命名した。接続後の再位置出しは不要。新型モデルでは、ハンドルを回すことで最大150mmの高さ調整ができる。吉田勝彦取締役は「コミカルなPRソングを作って気合は十分」と意気込んだ。

SIerとの交流を促進するイベントを開催/日本ロボットシステムインテグレータ協会

会期2日目に展示ホールCのメインステージで、日本ロボットシステムインテグレータ協会(E21)はシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)同士やSIerとロボット導入検討企業が交流を図るためのイベント「SIer’s Day(エスアイアーズ・デイ)in 中部(愛知)」を開催した。

1人で5台のロボットを遠隔操作/リモートロボティクス

ロボットの遠隔操作プラットフォームサービスを手掛けるリモートロボティクス(E8)は、ブース内からロボットを遠隔操作するデモを披露した。会場の豊電子工業(E5)のブース内のロボット3台と、会場外の2カ所で稼働するロボット2台を、1人の作業者が遠隔操作する。担当者は「外観検査システムで人工知能(AI)が判定し切れない場合などに、作業者に通知を送る。対応の優先度なども表示するよう設定できる」と説明する。

1枚のシート材から段ボール箱を自動組み立て/スターテクノ

スターテクノ(E52)は、ファナックの垂直多関節ロボット3台や自社開発のシート材切断機などを使ったプラスチック段ボール箱の自動組み立てシステムを展示している。切断、折り込み、接着、組み立て、溶着の5つの工程を経て、1枚のプラスチックのシート材から段ボール箱が自動的に組み立てられる。ブースでは、段ボール箱ができるまでの一連の工程を見学できる。

直動機器で可動範囲を拡大/三共製作所

 三共製作所(D15)は、直動機構「ライナーユニット」を走行軸と昇降軸として使い、その上にロボットを設置することで、各種ロボットの可動範囲を広げる提案をする。

 ライナーユニットは高速に駆動でき、位置決め精度が高いのが特徴。会場では、水平多関節(スカラ)ロボットを乗せ、製造現場で広く使われる「通い箱」の搬送を実演している。

技能がなくても溶接作業ができる/高丸工業

システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の高丸工業(E34)は、「遠隔PC操作溶接ロボットシステム」を展示している。パソコンを使って遠隔でロボットのティーチングができるのが特徴。高丸正社長は「ドラッグ&ドロップで直感的に操作でき、溶接の技能がない人でも問題なく扱える。どのメーカーのロボットを使っても操作方法が変わらないのも長所の一つ」と力を込める。

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