自動旋盤の背面側を有効活用/シチズンマシナリー
シチズンマシナリー(D23)は自社の自動旋盤に、新開発の「シチズンロボットシステム サイドエントリータイプ」を組み合わせ、加工後のいわゆる「後工程」を一貫して自動化した。 自動旋盤で加工した対象物(ワーク)を垂直多関節ロボットで取り出す。その後、簡易的に洗浄をし、圧縮空気で洗浄液を吹き飛ばすエアブローを施す。その上で外径計測をして、ワークを収めるストッカーに収納する。伊奈秀雄社長は「加工室の扉に対して背面側にロボットシステムを付けることで、段取り作業などをしやすい。また、スペース効率にも配慮した」と開発の意図を話す。