[特別企画 新ロボット展 in 2020年愛知vol.8]すぐに誰でも簡単に直動制御/アイエイアイ
7月2~4日に愛知県常滑市の愛知県国際展示場(アイチ・スカイ・エキスポ)で、産業用ロボット・自動化システムの展示会「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN(ロボットテクノロジージャパン、RTJ)」が開かれる。同展に出展するアイエイアイ(IAI、静岡市清水区、石田徹社長)は、2点の位置決めに特化した電動アクチュエーター「エレシリンダー」を出展する。一般的なエアを使用する機器に比べ長寿命で、制御しやすい利点を持つ。会場では、物流や自動車産業に向け、電動の利点が分かりやすいデモンストレーションを用意するという。
注)新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、「ロボットテクノロジージャパン2020」は開催中止となりました(4月13日修正)
エアでなく電動を使う利点
滑らかさで物流と自動車業界にアピール
エレシリンダーは電気的な制御のため、移動の距離だけでなく、速度や加減速の調整も可能。急発進と急停止を抑制し、滑らかな動きを実現する。工作機械の扉の開閉や、物流のコンベヤー搬送で荷物を持ち上げたり、押し出したりする部分に最適だ。
RTJでは、物流関連に向けた提案の他、中部での開催ということもあり、自動車産業に向けた展示も多く用意する予定だ。「RTJは今年初めて開催される展示会。しかも産業用ロボットに特化し、ものづくりが最も盛んな愛知で開催されることから大きく注目されるだろう」と楢原課長は期待を示す。
今年4月からは全国の代理店にエレシリンダーのサンプルを提供。展示会への出展と併せてPRを強化する。
(ロボットダイジェスト編集部 渡部隆寛)
※この記事の再編集版はロボットテクノロジージャパンの公式サイトや、「月刊生産財マーケティング」4月号でもお読みいただけます。