積み下ろしロボを発売、物流業界へ参入/ユーシン精機
プラスチック成形品の取り出しロボットを開発、製造するユーシン精機は6月3日、箱を積み下ろしするパレタイジングロボット「PAシリーズ」を発売し、物流業界へ参入した。
PAシリーズは直線運動する軸を直交させた構造で、パレタイジングロボットで一般的に使われる垂直多関節ロボットに比べ設置面積が小さい。水平軸を片側から支持する片持ち構造のため支柱が少なく、スペースを有効利用できる。可搬質量は20kgと40kgの2種類あり、本体価格(税抜き)はそれぞれ450万円と600万円。年間約50台の販売を目指す。
同社はプラスチック成形品の取り出しロボットで世界トップシェアを誇る。積み下ろしする対象物に合わせたロボットハンドの設計技術や、充実したサービス体制などソフト面でも強みを生かす。