2020.06.28 真空ハンドをオンラインで手軽に設計/シュマルツ Tweet 真空機器メーカーのシュマルツ(横浜市都筑区、ゲッテゲンス・アーネ社長)は6月、昨年末に発売したオーダーメード式の軽量真空ハンド「SLG」に対応するオンライン設計システムを公開した。 搬送したい物の情報や、吸着パッドの配置、その真空ハンドを取り付けるロボットなどの必要項目を入力していくだけで、ユーザー自身が真空ハンドを設計できる。「複数の対象物を一括搬送したい」「傾斜面を吸着したい」「細長い物を吸着したい」など、要望に合わせた真空ハンドを手軽に構築できる。 オーダーメード式の軽量真空ハンド「SLG」 設計した真空ハンドのデータは3Dプリンターによって造形されるため、配管を一体化した構造が可能で、取り付けの手間も軽減できる。 「複雑な計算や細かな選定の手間なく、最適な真空ハンドを入手できる。真空機器やロボットハンドの設計経験が少ない人でも手軽に使える」と担当者は言う。