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2020.08.26

AGV330台で自動出荷システム構築/オルビス

 化粧品の通信販売などを手掛けるオルビス(東京都品川区、小林琢磨社長)は8月25日、埼玉県加須市のオルビス東日本流通センターで自動出荷システム「T-Carry system(ティー・キャリー・システム)」の稼動を開始した。

「T-Carry system」に採用したAGV

 ティー・キャリー・システムでは小型無人搬送車(AGV)330台が、注文のあった製品の集荷と、検査・梱包場所への搬送を担う。1つの注文に対してAGV1台が割り当てられ、人工知能(AI)を活用した制御システムにより最適なコースを自律的に走行する。梱包や、送り先の地域ごとに分ける仕分け作業は、日本最速クラスの自動機で行う。 

 従来の出荷ラインと比べ、出荷能力は1.3倍、人員は27%削減、1件当たりの出荷コストは18%削減、消費電力は40%削減できる見通しだ。
 物流企業の流通サービス(埼玉県草加市、神田隆社長)や仕分け機などを製造する椿本チエインと協働で開発。AGVは中国製で、物流支援ロボットシステムを定額制のサブスクリプション方式で提供するプラスオートメーション(東京都港区、飯間卓社長)が扱う製品を採用した。

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