生産性3割向上! AGVで組み立て中の機械を搬送/DMG森精機
自動化では、組み立てる機械の搬送に無人搬送車(AGV)を採用。毎分45mmの速さで次のステーションまで自動で移動させられる。
モノブロックの生産は組み立てやカバーの取り付け、品質検査など34工程あり、従来は1台当たりの生産リードタイムが10日以上かかっていた。これを7日に短縮し、生産性を30%高めた。これにより、年間生産能力は従来の600台から1000台まで向上した。
デジタル化では、プログラムの専門知識なしに製造支援システムが構築できるデジタルツール「TULIP(チューリップ)」を導入。分かりやすい作業指示で人的ミスを減らすとともに、作業実績や機器の稼働状況などをリアルタイムで可視化することで工程改善につなげる。
今後は他の生産拠点にも、同工場で採用したシステムや方式などを水平展開する方針だ。