ウィズコロナで活況、専門展に見る最新ロボット提案【後編】
カメラで人の接近を検知
展示会では部品の外観検査や工作機械への部品の脱着など、特定の用途に特化したロボットシステムを提案する出展者やシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)が目立った。
自動車関連の専門展「第3回名古屋オートモーティブワールド」に出展した住友重機械工業は、イスラエルのKITOV(キトフ).aiが開発した人工知能(AI)搭載型の外観検査用ロボットシステム「KITOV-ONE(キトフ・ワン)」を披露した。
外観検査用のプログラムを簡単に作成できるのが特徴だ。検査したい部品をキトフ・ワンで撮影してスキャンデータを作るか、部品の3次元(D)モデルデータを用意して、専用ソフトウエアに取り込めば、そのデータを基に検査したい箇所を指定するだけでロボットのプログラムを作成できる。照明の明るさも簡単に調整できる。