直感的な操作で教示時間を短縮/ダイヘン
電力機器・溶接機器大手でロボットメーカーでもあるダイヘンは12月10日、ロボットのプログラミングを直感的にできる「ジョイスティック・ペンダント『JoyPEN』(ジョイペン)」を12月から販売すると発表した。
ジョイペンはロボットに動作を設定する教示作業に使う手持ちの装置だ。ジョイスティックとジャイロセンサーを使い、直感的にロボットの教示作業ができる。
本体の向きでロボットの動作方向が決まり、傾きを変えることでロボットの姿勢もそれに追従して変わるので、動作方向や姿勢変化を直感的に教示できる。
また従来、ロボットを手動で教示する際には、姿勢の一つ一つを記憶させる必要があったが、ジョイペンを使うと姿勢や動作経路を自動で記録するため、教示時間の短縮となる。
ジョイペンは片手に収まるサイズで、従来のティーチングペンダントよりも小型で軽量。作業者の負担を軽減し、片手で動作の教示から作成したプログラムの確認までできる。
ロボットでの自動化の需要が高まる中、ロボット導入のハードルとなる操作の煩雑さをなくすことが狙いだ。