[特集 物流機器は新世代へvol.6]物の流れを止めないためにマテハンで重要なこと/オークラ輸送機
コロナ禍で物流の重要度が増す
自社ロボットでパッケージ化
その中で同社は、専用機やロボットなどを使ったパッケージシステムの提案レパートリーを増やしている。
パレタイズの工程では、以前からあった専用機に加え、自社開発した垂直多関節ロボットを使った「ロボットパレタイザ」シリーズを展開する。幅広い種類の搬送物に対応できるのが特徴で、食品や飲料を中心に幅広い業種で導入実績がある。
例えば、アルコール飲料の工場だ。アルコール飲料の工場では、ビールやサワーが入ったたるをロボットがパレットに積み下ろす。たるは形状や容量が商品ブランドごとに異なる。また、商品を充填(じゅうてん)して出荷する中身が入ったたるだけでなく、再利用のために飲食店や酒屋から返却された空だるも扱う。
さまざまなたるに対応する必要があったため、顧客はロボットパレタイザの汎用性の高さを評価して導入を決めたという。