工作機械に取り付けて使う切削工具のメーカーも、ロボットシステムを展示する。協働ロボットのバリ取りシステムを参考展示したのは富士精工(2A13)だ。デンマークのユニバーサルロボットの協働ロボットの先端に、3Dプリンターで製作した自社開発の工具保持具とバリ取り工具を搭載する。ツールチェンジャーで工具保持具をロボットハンドに付け替えれば、1台でワークの搬送などにも対応可能だ。
また、センサー内蔵ホルダーも参考展示。振動と温度センサーを搭載し、切削工具の異常を検知して予兆保全に役立てる。トヨタ営業課の高橋一郎課長は「『省人化への未来挑戦』とのテーマを見ていただきたい」と話す。