ロボットベンチャー企業のTelexistence（テレイグジスタンス、東京都中央区、富岡仁最高経営責任者）とファミリーマートは11月２日、都内の経済産業省内のコンビニエンスストア「ファミリーマート経済産業省店」にロボットを導入したと発表した。ロボット「TX SCARA（スカラ）」が、低温環境でスタッフへの身体的負荷が大きいバックヤードでの飲料補充業務を担う。
　独自の人工知能システム「Gordon（ゴードン）」により自動制御で作業するが、陳列失敗時は遠隔操作モードにも移行でき、人が遠隔で操作して迅速に復旧できる。時間帯や季節ごとの販売実績データを学習させることで、陳列のタイミングも最適化できる。

　この取り組みは、ファミリーマートが2019年11月から参画する経済産業省「ロボット実装モデル構築推進タスクフォース」の一環でもあり、ロボットを活用した店舗の省人化や新しい店舗オペレーション基盤の構築を目指す。