需要伸びる小型部品向けに自動化提案を拡充/ヤマト
電子部品に熱視線
パーツフィーダーやコンベヤーなどの設備メーカーで、SIerでもあるヤマト。特に、電子部品など小型の搬送対象物(ワーク)向けの自動搬送システムを得意とする。永田剛将社長は「自動車業界はEVシフトが進んでおり、電装部品やコネクターなど小型の電子部品がさらに増える。小型部品はこれから期待感が持てる分野」と力を込める。
小さなワーク向けのローディング機能を持つパレットチェンジャー「パレ蔵」は今年4月に発売した最新製品だ。パレット(トレー)や樹脂コンテナへのワークの収納や取り出しを自動化するのが特徴。2台のガントリーローダーで構成され、一方のローダーはベルトコンベヤーのすぐ横でパレットを保持し、もう一方のローダーがコンベヤー上のワークをパレットまで運ぶ。「用途や使用環境に応じて、ワークの複数取りやクリーンルーム仕様など自在にカスタマイズできるのが強み」と強調する。