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2022.10.27

新構造の8軸ロボットで従来難しかった動きを実現/ローレルバンクマシン

 ローレルバンクマシン(東京都港区、池辺孟社長)は10月27日、新構造の8軸多関節ロボット「xLobomo(クロスロボモ)」を開発したと発表した。

 最大の特徴は、独自の「xMotion(クロスモーション)構造」を採用したこと。
 垂直多関節ロボットは、ジョイント(関節)とリンク(関節と関節をつなぐ棒状の部材)で構成される。通常の垂直多関節ロボットではリンクの端と端が関節でつながっており、回転軸だけで制御する。
 一方のクロスモーション構造では、X状に交差したリンクの交点に関節があり、その関節がスライドする。つまり、回転軸だけでなく直線軸も組み合わせた動作が可能で、従来は難しかった姿勢や動きにも対応できる。例えば、一般的な垂直多関節ロボットが苦手とするアームの根本付近の棚への物の出し入れなども自在にできる。クロスモーション構造に合わせた制御技術も併せて開発した。

 同社は11月8日~13日に都内の東京ビッグサイトで開かれる「第31回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)」に出展し、同製品を初披露する。

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