30kg可搬の協働ロボット発売! 高可搬だがコンパクトで軽量/ユニバーサルロボット
新構造シリーズの第2段
特徴を生かしさまざまな用途に
URは同製品をさまざまな用途に提案する。
その一つが、パレット(荷役台)の上に箱などを積み上げるパレタイジングだ。飲料などの重量のある箱にも対応でき、アームが長くないため省スペースなシステムを構築できる。
工作機械などと組み合わせて使うマシンテンディングでは、デュアルグリッパーによる重いワーク(被加工材)の交換を提案する。デュアルグリッパーは、加工前のワークを持ちながら加工後のワークを取り外せる特殊なグリッパーで、工作機械のワーク交換に使うことで生産性を高められる。また、金属部品が多数入った樹脂製の箱(通い箱)も搬送できる。
ねじ締めもUR30の特徴を生かせる用途の一つ。パワーのあるねじ締め機で高トルクの締め付けが出来る。締め終わった際の反力を受け流す独自機能も備える。
自律走行型搬送ロボット(AMR)への搭載も提案する。アームが軽量でコンパクトであるため、AMR含めたシステム全体をコンパクトにでき、バッテリーの電力消費量も抑えられる。
同社はUR30を11月29日に発表し、同日に受注を開始した。東京都江東区の東京ビッグサイトで11月29日~12月2日に開催する2023国際ロボット展(iREX2023)に出展し、同製品を世界初披露する。
(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)
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