[注目製品PickUp! vol.62]小型の協働ロボットでも高く積み上げられる/リナック「ELEVATE」
縦方向の動作範囲を伸ばす
上部空間を活用
小野マネージャーは同製品の強みを、速度や耐久性と説明する。「伸縮速度は最大で秒速100mm。偏荷重に強く重量物のパレタイジングに適しており、耐用回数にも優れるため長く使い続けられる」と自信をみせる。
同社は「ELEVATE Easy(イージー)」と「ELEVATE Pro(プロ)」、「ELEVATE Modbus(モドバス)」の3つのラインアップを持つ。
ELEVATE Easyは設定した位置まで、中間で停止することなく伸縮する。ELEVATE Proは伸縮速度を制御でき、例えば重量物を扱う際、ロボットがつかむ時や離す時だけ速度を落とすといったことができる。ELEVATE Modbusは、Modbus(モドバス)制御に対応しており、速度や停止位置を細かく設定できるなど自由度が高い。
ELEVATEと組み合わせられるロボットは、ユニバーサルロボット(UR)とテックマンロボット、斗山(ドゥーサン)ロボティクスの製品。UR公認の周辺機器「UR+(プラス)」の認証を受けているほか、テックマンロボットのプログラミング用ソフトウエア「TM Flow(TMフロー)」にも対応しており、これらの製品と組み合わせやすい。