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2024.03.04

子会社設立、自動化の全体最適を提案/Mujin

 工場や物流拠点向けに知能ロボットシステムを開発するMujin(ムジン、東京都江東区、滝野一征最高経営責任者<CEO>)は2月22日、主に日本市場を中心に自動化エンジニアリングサービスを提供する子会社「Mujin Japan(ムジンジャパン、東京都江東区、荒瀬勇CEO)」を設立すると発表した。今後、ムジンは知能ロボットシステムの研究開発を続けると同時に、日本、中国、米国、欧州の各子会社が市場に合わせた運営ができるようにサポートする。ムジンジャパンの事業開始日は4月1日から。

全ての機器の動作や状態をデータ化し、リアルタイムで把握できる

 ムジンジャパンは多種多様な知能ロボットや無人搬送車(AGV)、その他自動化機器、これらを統合管理する自動化統合プラットフォーム「Mujin コントローラプラットフォーム」などを提供する。同プラットフォームを中核とした自動化システムの構想立案から設計、製造、運用サポートまでをワンストップで担う。
 ロボットや各種センサー、AGVなどは通常、それぞれ異なるコントローラーで制御されるが、同プラットフォーム上でシステム全体を制御することで工場や倉庫内の全体最適化を図ると共に、現場データの可視化やリモート運用も実現する。

Mujin Japanの荒瀬勇CEO

 同社の荒瀬CEOは「ムジンのソフトウエア技術を基盤にさまざまなハードウエアと組み合わせ、工場や倉庫の全体最適化を目指す」と話す。

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