生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

新着記事

NEW ARTICLE

ロボット検査システムで無料PCR検査サービスを開始/川崎重工業

川崎重工業は2月1日、神戸市中央区の神戸クリスタルタワー地下1階に検体採取ブースを開設し、PCR検査サービスを開始する。これは政府が進める「PCR等検査無料化事業」の一環で、兵庫県から認可を受けて実施するもの。産業用ロボットを使用した同社製の自動PCR検査システムを活用し、検体採取から検査、結果通知まで一貫した検査サービスを提供する。

ファンケル物流センターでの荷下ろしとピッキングを自動化/Mujin

 Mujin(ムジン、東京都江東区、滝野一征最高経営責任者)は1月27日、化粧品を製造、販売するファンケルの「ファンケル関西物流センター」(大阪府門真市)で、2種類4台の知能ロボットが稼働したと発表した。「ムジンRobot(ロボット)デパレタイザー」2台で、荷役台(パレット)上の段ボールやコンテナの荷下ろしを自動化する。

[活躍するロボジョvol.11]情報をグンと引き出す/近藤製作所 鈴木香穂さん

ロボット業界で活躍する女性にスポットを当てた連載「活躍するロボジョ」。11回目は、ロボットハンドなど自動化関連の周辺機器を製造・販売する近藤製作所(愛知県蒲郡市、近藤茂充社長)で、納期を左右する購買業務の改善や、ロボットを使った展示物の企画や実演を担当する鈴木香穂さんを紹介する。業務改善をする上で、これまでに社内の50人以上に聞き込みをしてきた。「第三者だからこそ気付けることがある。こうした気付きや疑問点を、とにかく聞くことを心掛けています」と話す。

[気鋭のロボット研究者vol.22]ロボットで高精度な穴加工【後編】/岐阜大学 伊藤和晃准教授

力制御の技術を応用したバリ取りロボットシステムの研究に取り組む岐阜大学の伊藤和晃准教授。バリ取りの次に目指すのは、熟練作業者の穴開け作業の自動化だ。アルミニウムの外板に高精度なリベット穴を加工するロボットシステムの実用化に向け、現在はロボットアームの先端に取り付ける「エンドエフェクター」の開発に力を注ぐ。

物流向けにAIロボットと遠隔操作の組み合わせを事業化/オカムラ

物流機器を販売するオカムラは1月25日、物流現場でのピッキング作業の自動化と、ロボットの遠隔操作による場所と時間にとらわれない新しい働き方を実現する仕組み「PROGRESS ONE(プログレスワン)」の事業化に着手したと発表した。人工知能(AI)を搭載したロボットでできる作業は自動化し、自動化が困難な作業はロボットの遠隔操作で行う。人手不足の解消とともに、物流現場での就労が難しい働き手の新たな雇用創出を目指す。

神戸機材のロボットシールドを取り扱い開始/ミドリ安全

ミドリ安全(東京都渋谷区、松村不二夫社長)は今月、神戸機材(兵庫県尼崎市、小林恵社長)が製造するロボットシールド「スマート・シールド・システム」の取り扱いを開始した。同製品は、ロボットを覆うことにより、熱・粉じん・水・油などの外的脅威からロボットを守るためのもの。ロボットの構造に合わせて個別設計し、目的に合った最適な素材を用いて自動裁断機で裁断、最後は縫製スタッフが手作業で縫製して完成する。保護することでロボットの寿命を延ばし、更新コストの削減や補修にかかる費用の削減を可能にする。

啓発からより実践的な支援へ/さがみはらロボット導入支援センター

相模原市などが出資するさがみはら産業創造センター(略称=SIC、相模原市緑区、橋元雅敏社長)は、1999年の設立時から起業家・ベンチャー企業の支援や地域の産業振興に取り組んできた。近年は特に、相模原市の産業政策の一環として、産業用ロボットの導入による地元企業の競争力強化や、地域のロボット産業育成の支援に力を入れる。近年、企業のニーズが変化し、導入支援の中身が変わってきたという。SICが運営する「さがみはらロボット導入支援センター」の川下敬之所長に話を聞いた。

ショールーム機能付きのR&Dセンターをリニューアル/GROUND

GROUND(グラウンド、東京都江東区、宮田啓友社長兼最高経営責任者)は1月18日、物流の自動化システムを研究・開発するR&Dセンター「playGROUND(プレイグラウンド)」をリニューアルした。ショールームスペースを設けるとともに、中国スタンダードロボットの搬送ロボット「Oasis(オアシス)」シリーズと無人フォークリフト「Gulf(ガルフ)」シリーズなどをデモ機として新たに追加した。

TOP