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[注目製品PickUp!vol.26]作業用手袋メーカーが生んだロボ用手袋【前編】/東和コーポレーション「ロボグローブ」

老舗の作業用手袋メーカーである東和コーポレーション(福岡県久留米市、渡辺聡社長)は、2018年秋にロボット用手袋「ロボグローブ」を世に送り出した。ロボットハンドに装着することで、作業効率を向上させ、保護もできる。独自技術を存分に生かした。市場に競合はまだないという。そもそもロボットに手袋が必要との考え方も、まだ一般的ではない。しかし、つかんだ物の落下を防げるなど、「ロボットに手袋」のメリットは大きい。

ウェブイベントで新機能発表、AGVから構内けん引車まで/ZMP

ZMP(東京都文京区、谷口恒社長)は8月18日~20日の3日間、ウェブ上で「ZMPワールド2020」を開催した。自社の最新製品を一挙に紹介するイベントで、今年は東京都江東区に新設したショールーム「キャリロイノベーションセンター」から生配信した。発表された多くの新製品、新機能の中から、工場や物流拠点で使う無人搬送車(AGV)「キャリロシリーズ」に関するものを取り上げる。

[気鋭のロボット研究者vol.14]異物を見つける「目」【前編】/名城大学 田崎豪准教授

自動運転の研究を続ける田崎豪准教授は、名城大学で視覚センサーを取り付けた垂直多関節ロボットの研究に着手する。人工知能(AI)が処理しやすいシステムを作り、ロボットが知らない物でも、どうつかめばいいかを判断できる。形の決まった製品をつかむ工場内での搬送だけでなく、食品や物流などさまざまな品物のある分野にも応用できるという。

EVシフトに対応! 新型のバリ取りロボを開発/クロイツ

加工した部品の縁などにできてしまう小さな突起物「バリ」。そのバリを取るための専用設備や専用工具を製造、販売するクロイツ(愛知県刈谷市、中田周一会長兼社長)は、主要取引先の自動車業界で進む電気自動車(EV)へのシフトに対応するため、新型のバリ取りロボットを開発した。穴開けなどの機械加工とバリ取りの工程集約を実現したのが特徴だ。

軟らかいものをどうつかむ? ~ソフトハンド開発動向【後編】

軟らかい物をハンドリングする技術は研究者にとっても大きなテーマだ。ソフトロボティクスと呼ばれる分野の重要なテーマの一つとして研究が進められている。前編で紹介したソフトハンドはエアで駆動する多指ハンドばかりだったが、研究レベルでは、その構造をさらに発展させたものや、全く異なるアプローチのハンドもある。後編では、ソフトハンド開発の最前線の3つの研究事例を紹介する。

軟らかいものをどうつかむ? ~ソフトハンド開発動向【前編】

産業用ロボットがさまざまな業界に普及し、金属やプラスチックのような固いものだけでなく、軟らかいものをハンドリングするニーズが高まっている。その代表例が食品加工や物流業界だ。食品や、袋で包装された物は強くつかむとつぶれやすく、形が一定ではないものが多い。そういった物を柔らかくつかむソフトハンドの開発は技術的なハードルが高いが、多くの企業が開発や販売に取り組んでおり、実用的な製品も出始めた。

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