ロボットSIer育成講座、今年も6月に開講/名古屋市・名古屋工業大学
名古屋市と名古屋工業大学の産官学金連携機構(機構長・江龍修同大学副学長、※編集部注:金は金融機関のこと)は2019年6月から7月にかけ、「ロボット・IoT・サイバーセキュリティ専門人材育成講座」を開講する。開催する講座は①ロボットシステムインテグレーター講
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名古屋市と名古屋工業大学の産官学金連携機構(機構長・江龍修同大学副学長、※編集部注:金は金融機関のこと)は2019年6月から7月にかけ、「ロボット・IoT・サイバーセキュリティ専門人材育成講座」を開講する。開催する講座は①ロボットシステムインテグレーター講
加工素材を工作機械に固定するバイスなどを製造販売するナベヤ(岐阜市若杉町、岡本知彦社長)は、2016年からシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)と連携して加工の自動化提案に力を入れる。「バイスで加工を自動化」と言ってもイメージが湧きにくいが、ナベヤはどのように自動化システムの導入を促しているのか。答えはバイスやロボットを単体ではなく、パッケージにして提案することだった。ナベヤの酒井正一常務は「多品種少量生産をする中小企業で、ロボットを使用した無人加工をするには、これまでのバイスの使い方を変える必要がある」と訴える。
ロボットハンド(グリッパー)の「promano(プロマノ)」ブランドの確立を目指す北川鉄工所。今年度中には、ワーク(加工や搬送の対象物)をつかむノウハウをベースに、これまでにない付加価値を持たせた新製品を発売する。「つかんで加工」するものと、「つかんで測定」するものの2製品だ。成長著しいロボット産業で、培った技術を生かして事業拡大を図る。
旋盤(回転する加工物に刃物を押し当てて加工する工作機械)に用いる周辺機器をはじめ、鋳物部品や建設機械、立体駐車場などを事業の柱とする北川鉄工所。工作機器部門のキタガワ・グローバル・ハンド・カンパニーが新たな事業としてブランド確立に注力するのが、ロボットハンド(グリッパー)だ。「Promano(プロマノ)」と名付けたブランドで、ロボット業界に進出する。
ロボットなどを使った自動化のニーズは、研削・研磨の業界でも広がりを見せる。3月18日~20日の3日間、千葉市美浜区の幕張メッセで開かれた研削加工技術の専門展「グラインディング・テクノロジー・ジャパン2019」でも、ロボットを活用した提案があった。研削・研磨加工は切削加工と比べて自動化やロボットの利用が進んでいないとされるが、ドリルなどの刃物を製造する工具研削などの分野ではロボット活用の提案が活発化していることがうかがえた。
ものづくりに関する先端技術を集めた産業見本市「ネクスト・イノベーション・テクノロジーフェア(NITF)2019」が3月19日と20日の2日間、愛知県千種区の多目的ホール「吹上ホール」で開催された。自動車関連メーカーをはじめロボットメーカーなど68社・団体が出展した。展示会名にもあるように、イノベーティブ(革新的)な製品や技術が数多く見られた。中でも、脚光を浴びたのはロボットやモノのインターネット(IoT)技術だった。
産業機械向けの空気圧縮機などを製造、販売する日立産機システム(東京都千代田区、荒谷豊社長)は、ロボットシステムの設計や製作を担うシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のケーイーシー(岐阜県各務原市、市来浩社長)の株式を4月中に100%取得し、完全子会社化する。現在の株主である東京海上キャピタル(東京都千代田区、佐々木康二社長)との間で3月20日、買収契約を締結した。
今回の「注目製品PickUp!」で取り上げるのは、カワダロボティクス(東京都台東区、川田忠裕社長)のヒト型ロボット「NEXTAGE(ネクステージ)」。腕が2本の双腕型で、ボディーの上には頭が付く。前編ではその特徴や使い方を紹介した。後編では開発の経緯や技術の系譜を取り上げる。カワダロボティクスがヒト型にこだわる理由とは――。
東京都中小企業振興公社(東京都千代田区、福田良行理事長)は4月15日、東京都台東区のイベント会場で「第1回ロボット導入・活用セミナー」を開催する。都内に主要な事業所がある中小企業が対象。セミナーでは、産業用ロボットの活用事例と導入のポイントをテーマに、日本ロボット工業会の高本治明客員研究員などが講演する。
今回の「注目製品PickUp!」で取り上げるのは、カワダロボティクス(東京都台東区、川田忠裕社長)のヒト型ロボット「NEXTAGE(ネクステージ)」。腕が2本の双腕型で、ボディーの上には頭が付く。リスクアセスメント(リスクの確認と対処)をすれば安全柵なしで設置でき、人に交じって働ける。2018年にはバージョンアップし、できる仕事の範囲が広がった。前編ではその特徴を中心に紹介する。