低床式AGVでもワイヤレス充電が可能に/ダイフク
物流システムを設計・製造するダイフクは4月1日、無人搬送車(AGV)向けワイヤレス充電システム「D-PAD」の新モデルを発売した。新モデルでは、AGVに内蔵する充電コントローラーを従来品比で60%小さくした。また、さまざまな電池に対応することで、低床式を含む既存のAGVに幅広く搭載できるようにした。
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物流システムを設計・製造するダイフクは4月1日、無人搬送車(AGV)向けワイヤレス充電システム「D-PAD」の新モデルを発売した。新モデルでは、AGVに内蔵する充電コントローラーを従来品比で60%小さくした。また、さまざまな電池に対応することで、低床式を含む既存のAGVに幅広く搭載できるようにした。
ドイツの真空機器メーカー、シュマルツ(日本法人=横浜市都筑区、アーネ・ゲッテゲンス社長)は昨年、自在にカスタマイズできる真空グリッパー「SPZ/SSP」を発売した。同社製品に共通する吸着性能の高さはそのままに、吸着面の大きさなどをカスタマイズ可能にし、オプションも多数用意した。機能を充実させ、活用できる場面を大幅に増やした。SPZ/SSPは同社のビジネスモデルを大きく変える可能性があるという。前編では製品の特徴や活用できる場面を紹介する。
飲食店の厨房(ちゅうぼう)やセントラルキッチン(集中調理施設)向けのロボットシステムを開発するチトセロボティクス(東京都台東区、西田亮介社長)は4月17日、東京都台東区に「ロボットセンター」(=写真)を開設したと発表した。このロボットセンターは、4月1日に移転した本社の併設施設として開設したもので、「食品・食器仕分けロボット」などを常設展示する。動作デモを見学できるほか、
世界最大規模の産業見本市「ハノーバーメッセ2019」が2019年4月1日~5日の5日間、ドイツのハノーバーで盛大に開催された。今回展では、次世代の工場「スマートファクトリー」向けの最新技術の提案が花盛りだった。中でも、第5世代移動通信システム(5G)や協働ロボットが大きなトレンドとして来場者の注目を集めた。前半は協働ロボットをメインに出展者各社の展示を紹介した。人生初のドイツ出張を経験した記者によるリポートの後編は、協働ロボット以外の自動化提案を中心に取り上げる。
相模原市は、市内の事業所に産業用ロボットを導入する事業者に対し、その費用の一部を助成する「平成31年度相模原市産業用ロボット導入補助金」の公募を5月7日に開始する。補助率はロボット導入に要する経費の2分の1以内で、中小企業が導入する場合は3分の2以内。補助額の上限は1000万円。採択件数は5件程度を予定しており、学識経験者、技術専門家を交えて審査し、採択者を決定する。
世界最大規模の産業見本市「ハノーバーメッセ2019」が2019年4月1日~5日の5日間、ドイツのハノーバーで盛大に開催された。開催地のドイツでは、製造業の革新を目指す戦略的プロジェクト「インダストリー(I)4.0」を推進している。それだけに今回展では、I4.0のコンセプトを具体化した次世代の工場「スマートファクトリー」向けの最新技術の提案が花盛りだった。中でも、第5世代移動通信システム(5G)をはじめとしたデジタル化の技術や協働ロボットなどの自動化技術が大きなトレンドとして来場者の注目を集めた。前編と後編の2回にわたり、人生初のドイツ出張を経験した記者がリポートする。
スイスの産業用ロボット大手ABBは4月17日、ウルリッヒ・シュピースホーファー氏が最高経営責任者(CEO)を退任することに合意したと発表した。新たなCEOを探すとともに、ピーター・ボーザー会長が暫定CEOを兼務する。 ボーザー暫定CEOは「ABBの戦略を実行し、全てのステークホルダー(利害関係者)に価値を提供することに引き続き注力します」と意気込みを語った。
武蔵精密工業は、ギアなどを製造する自動車部品メーカーだ。以前から生産技術部門に力を入れており、産業用ロボットを組み込んだ生産システムなどを自社工場に導入してきた。近年は人工知能(AI)とロボットを組み合わせた自動外観検査システムなども自社向けに開発した実績がある。その同社が、AI事業に参入すると発表した。顧客の要望に応じてAIやロボットを組み込んだ自動外観検査システムなどを提供し、今後はAIを活用した無人搬送車(AGV)なども開発する。「搬送や検査はAIやロボットに任せ、人は付加価値の源泉である加工などの工程に集中してもらえれば」と大塚浩史は話す。
医療機器の製造・設計に関する展示会「Medtec Japan(メドテックジャパン)2019」が3月18日~20日の3日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれた。523社・団体が出展し、2万5000人以上が来場した。医療機器以外にも活用できる技術や部品の展示も多く、会場ではロボット関連の提案も見られた。
加工素材を工作機械に固定するバイスなどを製造販売するナベヤ(岐阜市若杉町、岡本知彦社長)は、2016年からシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)と連携して加工の自動化提案に力を入れる。従来の素材だけをロボットで交換する方法では、素材のサイズや形状が変わるたびにハンドの交換や調整が必要だった。一方、素材とバイスを1セットにするナベヤのシステムは、バイスを共通にすることで1度のハンド設定で済ませられる。では、実際に導入した効果、コストはどうなのか?酒井正一常務に話を聞いた。