世界最大級のロボット展開幕! 新製品ぞくぞく/automatica2022
世界最大級のロボット展「automatica(オートマティカ)2022」が6月21日にドイツで開幕した。600社超の国内外のロボット関連企業が出展し、新製品や最先端の自動化ソリューションを披露した。
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世界最大級のロボット展「automatica(オートマティカ)2022」が6月21日にドイツで開幕した。600社超の国内外のロボット関連企業が出展し、新製品や最先端の自動化ソリューションを披露した。
FA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会、会長・久保田和雄三明機工社長)は7月1日、愛知県で「SIer’s Day(エスアイアーズデー)in愛知」を開催する。場所はアイチ・スカイ・エキスポ(愛知県国際展示場)。同会場で6月30日~7月2日に開かれる産業用ロボット・自動化システム専門展「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN(ロボットテクノロジージャパン)2022」の会場内で開催する。
地元・愛知を代表するロボットメーカー、デンソーウェーブ(愛知県阿久比町、相良隆義社長、B-44)はRTJ2022に40小間で出展する。同社はロボットの単体売りから、総合的な自動化ソリューションの提案を強化する方向に軸足を移しつつあり、展示会場でもその姿勢を来場者に力強くアピールする。また、「知能ロボットコントローラ」などを手掛けるベンチャー企業のMujin(ムジン、東京都江東区、滝野一征最高経営責任者<CEO>、B-38)は、4年ぶりに中部地方の展示会に出展する。出展責任者の松本圭太さんは「この4年間で、ハードウエアもソフトウエアも技術も価格も、大幅に変わった。会場でわが社や製品群に対するイメージを更新してほしい」と意気込む。
vol.6 工機到来! 見どころは「ロボ×工作機械」
vol.7 これを見に行く 自動化への意欲高く、運用しやすさに注目
vol.8 RTJに行こう!
「ASPINA(アスピナ)」ブランドで事業を展開するシナノケンシ(長野県上田市、金子元昭社長)は6月20日、電動3爪ロボットハンド向けの新機能「オートグリップ」を開発したと発表した。
ロボットメーカー世界最大手の一角を成す安川電機(D-47)。最大規模で出展する同社のブースは、RTJ2022の見どころの一つだ。ロボット事業を担う小川昌寛専務執行役員は、「変種変量に対応する最新提案を披露する。自動車産業を中心にサプライチェーンが集積する中部地方は、国内製造業における自動化の旗振り役を担うべき地域」と力を込める。
「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN(ロボットテクノロジージャパン、以下RTJ)2022」に最大級の70小間で出展するファナック(B-37)。中部圏で開かれるロボット展示会にこれほど大規模に出展するのは今回が初めてだ。ラインアップを大幅に拡充した協働ロボットをはじめとして、さまざまなソリューションを提案する。ロボット事業本部長の稲葉清典専務執行役員は「初めてロボットに触る方でも簡単に使えるロボットがあると知ってほしい」と話す。
調理ロボットベンチャーのTechMagic(テックマジック、東京都江東区、白木裕士社長)は自社開発の「惣菜盛り付けロボット」が盛り付けた総菜のテスト販売を実施し、6月14日に結果を公表した。
RTJ2022が初開催される愛知県はロボット産業を、自動車と航空宇宙に次ぐ「第3の柱」として大きく育てようとしている。2014年に「あいちロボット産業クラスター推進協議会」を設立し、500を超える企業や団体が参加。昨年には「ワールドロボットサミット(WRS)2020」と「ロボカップアジアパシフィック(RCAP)2021あいち」の2つのロボット国際大会を開催した。イノベーション創出と人材育成で飛躍を目指す大村秀章愛知県知事に、その取り組みを聞いた。
vol.1 愛知に根付く自動化展に
vol.2 世界に誇れるロボット産業拠点
vol.3 ①ファナック
vol.3 ②安川電機
vol.4 地元の雄とベンチャーは、何を見せる?/デンソーウェーブ、Mujin
vol.5 協業の結晶をリアルでPR/スターテクノ