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特集・トピックス

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人型ロボット用空冷ジャケットを共同開発/THK、ミズノ

 THKとミズノは10月17日、人型ロボットに装着する空冷ジャケット「エアリージャケット」を共同開発したと発表した。ミズノが販売するファン(扇風機)付きの作業服を、THKのロボット「SEED-Noid(シードノイド)」用にしたもので、ロボットの背面から空気を取り込み、手首の袖口から排出する。各関節のモーターの熱を効率よく除去できる。40分間最大出力で連続運転した実験では、モーターの多い腕部の温度がジャケット無しでは54度近くまで上がったが、ジャケット有りでは49度台におさまった。 「これまでは温度が上がりすぎるのを防ぐため、出力を抑えて稼働させることもあったが、このジャケットがあれば高出力で長時間の連続運転ができる」とTHK技術本部の永塚正樹シニア・クリエイティブ・プロデューサーは話す。

出荷台数2万5000台を記念して金色のロボ贈呈/ユニバーサルロボット

デンマークに本社を置くユニバーサルロボットは、協働ロボットの累計出荷台数2万5000台突破を記念して、通常は水色のアーム関節部を金色に変えた特別仕様のロボットを制作。米国や中国、西ヨーロッパなど地域ごとに1社の顧客にその金色のロボットを贈呈した。日本を含む北東アジア地区では10月9日、自動車部品を製造する

ロボット大賞、ファナックや安川電機が受賞/経済産業省など

経済産業省と日本機械工業連合会は10月12日、「第8回ロボット大賞」を発表した。同賞はロボット技術の発展やロボット活用を促進するため、優れたロボットなどを表彰するもので、今回は161件の応募が集まった。経済産業大臣賞に輝いたのは、ファナックの「ZDT(ゼロダウンタイム)」。モノのインターネット(IoT)技術を活用し、予防保全や故障予知などで産業用ロボットの稼働停止時間ゼロを実現するもので、業界に先駆けてIoTシステムの事業化に成功したことが高く評価された。総務大臣賞も同じくファナックのZDTが受賞した。

弁当盛り付け用の協働ロボットを開発/アールティ

ロボットベンチャー企業のアールティ(東京都千代田区、中川友紀子社長)は10月1日、弁当のおかずを盛り付ける人型ロボットの試作機を発表した。安全柵なしで稼働できる協働タイプのロボットで、弁当工場の生産ラインで人と並んで作業できる。アームが2本ある双腕型で、高さは小柄の女性と同程度の130~150cm。

「ワールドロボットサミット(WRS)2018」が17日から/経済産業省など

10月17日~21日の5日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで「ワールドロボットサミット(WRS)2018」が開催される。ロボットの技術やアイデアを競う競技会「ワールドロボットチャレンジ(WRC)」と、ロボット活用の現在と未来の姿を発信する展示会「ワールドロボットエキスポ(WRE)」で構成され、経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主催する。WRCは2020年に開催される本大会に向けたプレ大会の位置付けで、ロボットの活用が期待される「ものづくり」「サービス」「インフラ・災害対策」「ジュニア」の4分野で計9つの競技を実施。世界中から134チームが参加する。

都内で中小企業向けIoT・ロボットセミナー/東京都中小企業振興公社

東京都中小企業振興公社は10月29日、東京都台東区のAP秋葉原で「IoT・ロボット導入・活用セミナー」を開催する。都内に主たる事業所がある企業や、中小企業の支援機関の人が対象で、参加費は無料。第1部では三菱電機FAシステム事業本部の茅野真一郎主席技師長が「事例から学ぶIoTによる中小製造業の生産性向上」をテーマに講演。第2部ではロボットシステムを構築するシステムインテグレーター(SIer)、高丸工業(兵庫県西宮市)の髙丸正社長が「中小企業のロボット導入動向と最新事例」を紹介する。

[特別企画:これなら簡単“パッケージシステム”]ロボットは4段階で進化する/KUKA


 KUKA Japanが2017年1月に発売した「KMR iiwa」は、自社開発の自律走行する台車「KMP」(P=Platform)と協働ロボット「LBR iiwa」を組み合わせたパッケージ。特定の場所に固定して使うのではなく、自動でさまざまな場所を移動しながら作業するロボットだ。LBRはドイツ語で「軽量ロボット」、iiwaは「知的な生産アシスタント(intellig

[創刊特別対談]石井孝裕ロボット政策室長×久保田和雄SIer協会会長【後編】

前編では経済産業省の石井孝裕ロボット政策室長と、FA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会)の久保田和雄初代会長に、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の認知度を高めることの意義や方策を聞いた。後編では人材育成や工学教育の在り方、競争領域と協調領域の考え方などを語ってもらった。

物流向けロボットに注目!/国際物流総合展2018【前編】

東京都江東区の東京ビッグサイトで9月11~14日の4日間、アジア最大級の物流機器の展示会「国際物流総合展2018」が開かれた。2016年の前回展を1万人以上上回る7万4520人の来場者が集まった。人手不足を背景に作業の自動化や効率化の提案が注目を集め、特に産業用ロボットを展示したブースはどこも盛況だった。

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