人型ロボット用空冷ジャケットを共同開発/THK、ミズノ
THKとミズノは10月17日、人型ロボットに装着する空冷ジャケット「エアリージャケット」を共同開発したと発表した。ミズノが販売するファン(扇風機)付きの作業服を、THKのロボット「SEED-Noid(シードノイド)」用にしたもので、ロボットの背面から空気を取り込み、手首の袖口から排出する。各関節のモーターの熱を効率よく除去できる。40分間最大出力で連続運転した実験では、モーターの多い腕部の温度がジャケット無しでは54度近くまで上がったが、ジャケット有りでは49度台におさまった。 「これまでは温度が上がりすぎるのを防ぐため、出力を抑えて稼働させることもあったが、このジャケットがあれば高出力で長時間の連続運転ができる」とTHK技術本部の永塚正樹シニア・クリエイティブ・プロデューサーは話す。