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2023.07.07

イベント

要素技術・部品で自動化が変わる【後編】/日本ものづくりワールド

日本支社を立ち上げ予定/IPLUS MOBOT

AMRと自動フォークリフトでデモを披露した

 中国の杭州に本社を置くIPLUS MOBOT(アイプラスモボット)は、AMRの「EMMA(エマ)400L」を披露した。可搬質量は400kgで、通路幅が700mmあれば走行できる。2~3時間ほどの充電で、連続して8時間稼働する。

 説明員は「センサーなどを改良し、従来に比べて精度が向上した。工場の工程間搬送などを自動化できる」と話す。

 同社は日本支社の立ち上げを計画しており、製品のメンテナンスなどでユーザーサポートの充実を図るという。他にも自動フォークリフトでパレットを運ぶデモなどを見せ、来場者の注目を集めた。

コンパクトなアーム搭載AMRが登場/三明

コンパクトな「AGBOTミニ」を参考出展

 三明(静岡市清水区、笠井茂社長)は、AMRに協働ロボットを搭載したシステム「AGBOT(エジボット)」の新バージョン「エジボットミニ」を参考出展した。

 通常のエジボットは土台部分に大容量の収納棚を備えるが、その分サイズが大きく、狭い現場では使用しにくいケースも生じる。そこでエジボットミニでは、棚をなくす代わりに大幅なコンパクト化を実現した。

 「日本はスペースに余裕のない現場も多く、顧客からの反応はとても良い」と米倉和孝
商品企画部課長は話す。

(ロボットダイジェスト編集部 曽根勇也、西塚将喜、水野敦志)


――日本ものづくりワールド:展示リポート終わり


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