[特別企画:これなら簡単“パッケージシステム”]外観検査は人型ロボットで/デクシス「外観けんた君」
人と同じ作業ができる
画像処理装置メーカーのデクシスが提案する「外観けんた君」は、腕が2本ある人型の外観検査システムだ。
対象の製品をつかみ上げ、カメラの前にかざして検査する。「人と同じように目視検査ができる」と経営企画室の佐川幸世部長は自信を見せる。
スイス・ABBの協働型双腕ロボット「YuMi(ユーミィ)」と、自社開発のカメラ「マルチプルイメージャー」などを組み合わせ、パッケージ化した。
従来の一般的な産業ロボットは安全確保のため、周囲を柵で囲む必要があった。しかしユーミィなど「協働ロボット」と呼ばれるタイプの製品は、柵がなくても使えるため、人の横でも作業ができる。
そのためデクシスの外観けんた君も、例えば加工後の製品を人がきれいに拭き、その横で外観けんた君が検査するなど、人と組み合わせて使いやすい。