生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

[ショールーム探訪 vol.36]体験を何より重視/オリエンタルモーター「Robot Lab」

精密小型モーターメーカーのオリエンタルモーター(東京都台東区、川人英二社長)は産業用ロボットも販売しており、それらを展示するショールームが「Robot Lab(ロボットラボ)」だ。単なるロボットの展示にとどまらず、実際の対象物(ワーク)を用いた搬送テストなどを積極的に受け入れる。ロボットの動作のプログラミング体験も実施する「体験型ショールーム」をコンセプトに掲げ、ユーザーのロボット導入における不安を解消する。

[ショールーム探訪 vol.35]現場のニーズに応える技術の発信地/近藤製作所「坂本工場ショールーム」

ロボットダイジェストの記者が、読者に代わってショールームを訪問する連載企画「ショールーム探訪」。第35回は、自動車部品の製造やFA(ファクトリーオートメーション=工場自動化)システムの構築などを手掛ける近藤製作所(愛知県蒲郡市、近藤茂充社長)が昨年6月にリニューアルオープンした「坂本工場ショールーム」を紹介する。同社の製品に込められた思いや製品が生まれた背景を理解できるだけではなく、最新の自動化技術を楽しみながら体感できるのが特徴だ。

食品包装のラベルを判読するAIを発売/山善

山善は2月13日、人工知能(AI)を搭載した画像検査装置「EYEbeGENESIS TEXT(アイビージェネシス・テキスト)」と「EYEbeGENESIS premium(アイビージェネシス・プレミアム)」を発売した。アイビージェネシスは、従来よりも少ないデータで効率的に学習できる最新のAIを搭載する。装置メーカーでAI開発も手掛ける三友工業(愛知県小牧市、花木諭一社長)がパートナーとして製品化。山善グループが販売を担い、2025年度に3億円の売り上げを目指す。

[ショールーム探訪vol.34]製品の良さを見て触れて体感できる/オークラ輸送機「オークラ本社工場ショールーム」

マテリアルハンドリング(マテハン)大手のオークラ輸送機(兵庫県加古川市、大庫良一社長)は、顧客に最新技術を提案する場として本社敷地内に「オークラ本社工場ショールーム」を構える。記者がショールームを訪ねた日は同社製品の導入を検討する顧客向けの内覧会が開催されていた。記者も顧客に混ざり、実際に製品を試したり、間近でロボットが動く様子を目の当たりにしたことで、製品の機能や強みを体感できた。

[ショールーム探訪vol.33]本物の物流倉庫で本番さながらのデモ/Phoxter「R&Dセンター」

物流の自動化システムを展示するなら、本物の物流倉庫が一番だ。リアリティーが違う。Phoxter(フォクスター、大阪府豊中市、園田淳一社長)のR&Dセンターは、大阪府茨木市の真新しい物流施設「LOGI’Q(ロジック)南茨木」にある。名前の通り開発拠点だが、本物の物流倉庫の条件でデモンストレーションが見られるショールームでもある。物流施設を所有する東急不動産や通信機器を提供するNTTコミュニケーションズの協力で実現した、地の利を生かしたショールームの様子をお届けする。

山善が傘下の東邦工業とロボットシステムを共同開発

山善は11月28日、グループ企業の東邦工業(広島市安佐北区、丸山洋彦社長)と共同開発したロボットシステム「ROBO-COTATZ(ロボこたつ)」を発表し、販売を開始した。ロボこたつは、協働ロボットを載せた架台を自律走行型搬送ロボット(AMR)がリフトアップして運ぶ。協働ロボットを必要な場所に適時配置し、運び終えたAMRは別の搬送作業ができるため、効率的に運用できる。標準仕様で最低価格が税抜き1680万円。今年度に10セットの販売を目指す。

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