生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

事業引き継ぎ新たなスタート、工場・物流センターの自動化や商品パッケージ化に商機/新エフエイコム 大矢英貴 社長

新エフエイコム(栃木県小山市、大矢英貴社長)は、昨年10月設立のロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)だ。機械や鉄鋼を扱う商社の岡谷鋼機が100%出資する。昨年民事再生を申請したオフィスエフエイ・コム(栃木県小山市、飯野英城社長)からSIer事業を継承し、岡谷鋼機グループとして再出発を図る。一度は経営破綻した事業を新会社としてどう立て直し、発展させるのか。大矢社長に話を聞いた。

物流にフォーカスした主催者展示を披露/第49回ジャンボびっくり見本市

ジャンボびっくり見本市協催委員会は4月7日と8日の2日間「第49回ジャンボびっくり見本市大阪会場」をインテックス大阪で開催した。同展示会は、電設資材や情報設備、住宅設備などの総合見本市。ファクトリーオートメーション(FA=工場の自動化)に特化した主催者展示エリアで協働ロボットを使った自動化システムなどを展示し、来場者からの注目を集めた。

産業用ロボット工場をリニューアル、工程間搬送にAMRを導入/ダイヘン

ダイヘンは2月上旬、神戸市灘区の六甲事業所にある産業用ロボットの工場の設備をリニューアルした。今回のリニューアルでロボットの組み立てエリアから検査エリアへの工程間搬送を自律搬送ロボット(AMR)が担うようになった。現在、ロボットの組み立て工程は自動化できており、来年度中に検査工程までの自動化達成を目指す。

AGV・AMRに適したモーターの高トルク仕様を発売/マブチモーター

マブチモーターは3月27日、ブラシレスモーター「IS-B5BZA」を発売したと発表した。無人搬送車(AGV)や自律移動式搬送ロボット(AMR)などの駆動用に適する。定格出力は600Wで、既に発売済みの200Wや260Wのタイプと比べて、高いトルクを確保できる。高積載で搬送するAGV・AMRの機動性向上に貢献する。厚さ54mmの薄型設計で、防水性能も備える。

AMR複数台の運用管理者向けソフトを発表/モバイル・インダストリアル・ロボット(MiR)

デンマークの自律移動型搬送ロボット(AMR)メーカーのモバイル・インダストリアル・ロボット(MiR)は3月22日、AMRの運用管理者向けのクラウドベースのソフトウエア「MiR Insights(インサイツ)」を発表した。AMRの運用台数が多い場合に最適で、運用管理に関する各種機能や運用状況の分析、パフォーマンス向上のための情報などを提供する。「ユーザーはより迅速に設備の改善と拡張を続けられ、投資収益率(ROI)をさらに向上させることができるようになる」とウォルター・ヴァーヘイ社長はコメントを発表した。

[ロボットが活躍する現場vol.25]多彩なロボ活用で物流DXを実現/トラスコ中山

機械工具専門卸商社のトラスコ中山は、先端的な物流センター「プラネット埼玉」(埼玉県幸手市)にパレタイズロボットシステムを導入した。だがそれも多彩なロボット活用の一端に過ぎない。プラネット埼玉は「物流のデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現し、次世代型の物流を体現する」と物流本部の岡田真也物流改革部長は言う。同社の物流改革とロボット活用はいかなるものかを知るべく、プラネット埼玉にお邪魔した。

「物流自動化」テーマに八幡ねじでWG開催/愛知県

愛知県の「あいちロボット産業クラスター推進協議会」は3月8日、岐阜県各務原市にある八幡ねじ(愛知県北名古屋市、鈴木則之社長)の物流センター「テクノセンター」で「第21回製造・物流等分野ロボット導入実証ワーキンググループ(WG)」を開催した。物流自動化がテーマで、八幡ねじとシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の豊電子工業(愛知県刈谷市、盛田高史社長)が物流自動化の取り組みについてそれぞれ紹介した。

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