[SIerを訪ねてvol.1] 食品向け開拓し、組み合わせ技術磨く/オフィスエフエイ・コム【前編】
97年に独立して創業
オフィスエフエイ・コムは、電気設計やソフトウエア開発の技術者だった飯野社長が1997年、23歳の時に独立して始めた会社だ。
99年に法人化し、後に専用機の設計や製造も担うようになったが、今でも電気やソフトウエアに強みを持つ。
「部品加工会社が組み立てや設計まで手を広げ、地場の専用機メーカーになる。専用機を作る中でロボットを扱う機会が増え、ロボットSIerとしてのノウハウを蓄積する。これがSIerになる一つのパターンだ。一方、当社は電気とソフトウエアをルーツとしており、こうした会社は珍しい」と飯野社長は話す。
大半のSIerでは電気・ソフトウエア系より機械系の技術者が多いが、同社はその逆で、電気・ソフトウエアの技術者が100人を超える。
大型案件では他のSIerとチームを組むこともあり、電気やソフトウエア部分だけを担うことも多い。