2020.05.01 中国ベンチャーの障害物検知センサーを発売/ZMP Tweet 無人搬送車(AGV)のように使える台車型の物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」などを開発、販売するZMP(東京都文京区、谷口恒社長)は4月23日、中国のベンチャー企業が開発した対物センサーを国内発売した。 発売した製品は、RoboSense(ロボセンス)製のレーザー式3次元対物センサー「RS-Bpearl(パール)」。AGVや自動運転車両に搭載して周囲の障害物を検知する用途を見込む。価格は送料別で49万8000 円(税抜き)。 自動運転車両に搭載されたRS-Bパールが、トンネル内や走行中に計測した画像イメージ RS-Bパールは、近距離の物を認識できるのが最大の特徴。これまでのAGV向けのレーザー式対物センサーは、計測距離の最短が20cm以上の製品が大半だった。RS-Bパールは同5cm未満と近距離の対象物も認識できる。 また、認識できる角度はセンサーから見て垂直方向に90度、水平方向に360度。半球状に死角なく広範囲を計測できる。 無人フォークリフトへの搭載例。機体から飛び出すのは半球状の部分のみ 工場や倉庫など障害物との距離が近い場所で使われるAGVへの搭載を積極的に提案する。 センサー本体の大きさは直径100×高さ111mm。上部にある半球状の光学部分以外は、ロボットなどの機体に埋め込んでも使え、機体から飛び出す部分を小さくできる。