これまで入荷部品を棚に納める作業の動作設定には2~3時間かかっていたが、このAI技術を使うことで数分に短縮できる。作業中に想定外の事態が生じた場合でも、目標の達成に向けた作業手順をその場で自動的に設定し直すため、作業を継続できる。
9月初旬からは、この技術を採用したピック&プレース(対象物をつかみ上げて所定の位置に置く作業)システムを、協力関係にあるオリックス・レンテック(東京都品川区、細川展久社長)のショールーム「Tokyo Robot Lab.(トーキョー・ロボット・ラボ)」に展示。来場者は実機を通し、動作や操作性などを確認できる。
(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)