カメラの画像から個々の物体を認識するAIを開発/東芝
東芝は11月30日、カメラで撮影した画像から、不規則に積み重なった物体の形状を高精度に認識する人工知能(AI)を開発したと発表した。
同社のAIは物体の形状を、通常の可視光カメラで撮影した画像から認識する。事前に学習済みのAIを使うことで、現場で学習をさせる必要がなく、導入が容易だ。
従来の3次元ビジョンセンサーを用いた手法でも、重なり合う物体の形状や位置を高精度に特定することはできたが、センサーなどの費用が高額で、事前学習のためのデータ収集の負担が大きいという課題があった。
また、物体同士が大きく重なっていても個々の物体を認識できる。従来の方法では、物体同士が大きく重なってしまうと、ひとつの物体として誤認してしまうことがあったが、今回開発したAIでは高精度な判別ができる。