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2021.02.17

FA技術を他分野に、小売り店向けロボットに自律走行制御システム提供/村田機械

 村田機械(京都市伏見区、村田大介社長)は2月15日、自律移動式ロボットを使った日本ユニシスの小売店向けサービス「RASFOR(ラスフォー)」に、自律移動走行制御システム「It’s Navi(イッツナビ)」が採用されたと発表した。

 ラスフォーは閉店後の夜間のスーパーマーケットを自律移動式ロボットが周回し、カメラで商品棚を撮影して品切れや売価をチェックするサービスだ。
 イッツナビは工場内で部品や製品を搬送する無人搬送車(AGV)などにも使える制御システムだが、ラスフォーに搭載するにあたりスーパーマーケット向けに機能を強化。商品棚に挟まれた細い通路でも使えるよう、周囲のセンシング機能などを改良した。

 ラスフォーで村田機械は制御システムだけでなく、移動機構の設計や製造も担当。今後も工場自動化(ファクトリーオートメーション=FA)機器のメーカーとしての経験を生かし、自律走行制御システムの提供から移動ロボットの開発まで、顧客の要望に応じて提供する方針だ。

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