クラボウが新ロボシステムを発表
繊維製品メーカーのクラボウは、小型コネクターの締結作業を自動化するロボットシステムを10月25日に発売した。2020年4月に発売した線状物の認識に特化したロボット用高速3次元ビジョンセンサー「KURASENSE(クラセンス)」を搭載している。10月27日~29日に東京ビッグサイトで開かれた国際電子回路産業展(JPCAショー)で披露した。
同システムは、スマートフォン(スマホ)などで使われる基板対基板コネクターの締結作業を自動化する。クラセンスと専用ハンドのほか、セイコーエプソンの垂直多関節ロボットや力覚センサー、位置決め補正用カメラなどで構成される。「高速で正確な締結作業と確認ができ、手作業と同等のタクトタイムを実現する」とクラボウの画像情報課の北井基善課長補佐は自信をみせる。