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2021.12.05

子会社設立、自律移動ロボット事業を強化/プリファードネットワークス

 人工知能(AI)の一種であるディープラーニング(深層学習)技術に強みを持つベンチャー企業のPreferred Networks(PFN、プリファードネットワークス、東京都千代田区、西川徹最高経営責任者<CEO>)は11月26日、自律移動ロボットを研究、開発、製造、販売するPreferred Robotics(PFR、プリファードロボティクス、東京都千代田区、磯部達CEO)の設立を発表した。会社分割で設立し、設立日は11月1日。

 同社は普通株式を新規に発行し、その総数を協業パートナーとなるアマノに割り当てる方法により、20億円の資金調達を実施する。今回の資金調達で、財務基盤の強化や優秀な人材の確保、ロボットの開発や製造のための投資を推進する。

 PFRはアマノが持つ顧客基盤や営業力、サポート力を生かして早期にロボット製品の販売体制を整えるとともに、同社の既存事業と連携して業務用清掃ロボットを共同開発する。また、PFR独自でもさまざまな分野に向けた自律移動ロボットの開発を進めており、来年中に新製品の販売を開始する予定。

 同社の磯部最高経営責任者は「PFRは、PFNが持つロボット関連技術を最大限に活用し、人々の役に立つロボットを研究、開発、製造、販売する。PFNと共に掲げるビジョン『すべての人にロボットを』を実現すべく、パートナーのアマノと一緒にチーム一同全身全霊で取り組む」と語る。

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