[ロボットが活躍する現場vol.15]釣り具をつり上げピッキング/ハヤブサ
商品は2万点、きっかけは人材難
物流センターでは、ハヤブサブランドの釣り具、2万点を扱う。韓国や中国、インド、ベトナム、ミャンマーなどで製造した針や糸などを入庫し、全品を検査後に製品として保管する。これまでは本社社屋内にクレーン式の自動倉庫を導入し、繁忙期は昼夜勤の24時間体制で対応してきた。全国展開する釣り具の量販店も含め、釣具店別にピッキングして梱包した商品は、宅配便で各店舗に向けて出荷する。
商品数の増加で、受注から出荷までのリードタイムの維持が難しくなったのに加え、2007年に近隣でアウトレットモールが開業。さらに、中国自動車道と山陽自動車道、六甲北道路の3つの高速道路の出入口に近い立地から、運送会社や倉庫会社などの物流拠点の開設も相次ぎ、人材の確保が難しくなった。そこで思い切って、最新設備を導入した高効率の物流センター建設に踏み切った。