[活躍するロボジョvol.11]情報をグンと引き出す/近藤製作所 鈴木香穂さん
昔から憧れがあったロボット
また、子供たちがゲームで競うことが好きと知り、昨年のロボット関連のイベントでは人気ゲーム「イライラ棒」の完走スピードをコボッタと来場者が競い合う企画を立案。「正確さなどのロボットの良さが短い時間で伝われば」との思いを込めてデモシステムを構築した。「子供や来場者の個性や笑顔が見られてうれしかった」と鈴木さんは振り返る。
鈴木さんは映画に出てくるロボットや、テレビで見る工場の機械が昔から好きだった。文系出身で、大学では日本語と英語の言語の違いなどを学んだ。就職活動では、ロボットや機械に携わりたいと思い、地元の近藤製作所に入社。
電気設計などの業務を経て、現在は展示会の企画などを担当する。展示会業務などで培った顧客のニーズを引き出す力や、引き出した情報を整理する力を生かして、現在は社内業務の改善活動も任されている。人工知能(AI)を活用した自動車部品の検査システムの開発を目指して、AIの勉強もしている。