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2022.03.08

走行型パレタイジングロボのプロトタイプ開発/東京ロボティクス

 早稲田大学発のロボットベンチャー企業の東京ロボティクス(東京都新宿区、坂本義弘社長)は3月6日、物流向けロボット「モバイルグリッパ」の製品版プロトタイプを開発したと発表した。

 モバイルグリッパは走行機能を持つパレタイジング/デパレタイジングロボット。箱などの荷物を持ち上げて運び、パレット(荷役台)上に積み上げるといった作業ができる。屈曲軸と昇降軸の組み合わせにより、床に近い高さから160cm程度の高さまでアプローチ可能。左右から挟むようにして箱を持ち上げるが、置いた後に箱を押し込む動作により、隙間なく荷物を積むことができる。
 現在、物流現場での実証実験に協力してくれるパートナーを募集している。
 今回のプロトタイプは床面のラインマーカーに沿って移動するが、マーカーなしで自律移動可能なSLAM(スラム)移動型も開発中だ。
 

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