部品の搬送や整列を自動化するパレタイジングストッカーを発売/中村留精密工業
工作機械メーカーの中村留精密工業(石川県白山市、中村匠吾社長)は9月8日、直交ローダーと多段ストッカーが一体となったパレタイジングストッカー「箱兵衛Link(リンク)」を発売した。
工作機械や洗浄機、エアブロー装置などに接続でき、部品の搬送作業や整列作業を自動化する。自社製品だけではなく、他社製の工作機械やロボット、産業機械とも組み合わせられるのが特徴だ。直交ローダーにはグリッパータイプのハンドを採用しており、搬送対象物を傷つけずにつかめる。また、ストッカーに格納するトレーは9段仕様と4段仕様の2種類をそろえ、搬送対象物のサイズに合わせて仕様を選択できる。
製造業を含む幅広い分野が箱兵衛リンクのターゲット市場で、目標販売台数は月間10台だ。価格は税抜きで504万円。同社は箱兵衛リンクの発売に先立ち、6月30日~7月2日に愛知県で開かれた「ロボットテクノロジージャパン2022」で実機を披露し、来場者の関心を集めた。