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2023.06.05

受注額は過去最高、生産額も初の1兆円超え/日本ロボット工業会 2022年統計

 日本ロボット工業会(JARA、会長・山口賢治ファナック社長兼最高経営責任者)は5月31日、2022年の年間統計を発表した。22年1月~12月の産業用ロボットの受注額、生産額、出荷実績(いずれも会員・非会員合計)をまとめた。

 22年の受注額は前年比3.1%増の1兆1118億円、生産額は同8.7%増の1兆210億円、総出荷額は同9.2%増の1兆509億円。受注額と生産額ともに伸び率は前年より落ちたものの、過去最高を記録した。受注額は3年連続で増加。生産額と総出荷額は2年連続で増加し、いずれも初めて1兆円を超えた。
 22年は、前年に続き地政学的理由や部品不足といった懸念材料があったが、輸出市場を中心に自動化需要が広がりを見せ、国内市場も緩やかに回復した。

 また、JARAは23年の年間見通しも発表した。受注額は同8.3%減の1兆200億円、生産額は同2.8増の1兆500億円を見込む。
 国内外で自動化需要は継続するが、足下では世界経済の先行き不透明な状況を受けて受注に調整局面が見られると分析する。

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