遠隔で操作できる非常停止アシストシステムを発売/IDEC
制御機器メーカーのIDECは1月31日、非常停止用押ボタンスイッチを遠隔で操作できる非常停止アシストシステム「XW1E-BS4B12PR形/HX1T-AB1形/HX1R-AB1形」を発売した。
同システムは「無線スイッチ送信機」「無線スイッチ受信機」「操作支援機能付非常停止用押ボタンスイッチ」の3つの機器で構成される。無線スイッチ送信機と無線スイッチ受信機で信号を送受信し、非常停止用押ボタンスイッチを作動させて装置を非常停止する仕組みだ。無線スイッチ送信機は小型で、腕や手首に装着して操作できる。
近年、生産現場では無人搬送車(AGV)や自律走行型搬送ロボット(AMR)を使用した搬送作業の自動化が進む。しかし、AGVやAMRの走行時に、これらの装置に搭載された非常停止用押ボタンスイッチを直接押しにくいといった課題があった。これに対し、同システムを使えば、非常停止用押ボタンスイッチを直接押すのが困難な場合でも遠隔操作で安全にAGVやAMRを停止させられる。