全国3カ所でプライベートショー、計19のデモシステムを展示/デンソーウェーブ
中でも、注目を集めたのは協働ロボットの「COBOTTA(コボッタ)」や「COBOTTA PRO(コボッタプロ)」を活用したシステム。例えば、コボッタプロを使ってキックボードを組み立てるシステムでは、コボッタプロが2次元コード(QRコード)を読み込むことで位置補正を実施する新機能「QRキャリブレーション」を披露して注目を集めた。
また、研究所内の実験作業などを自動化する「ラボラトリーオートメーション」も提案した。5台のコボッタを利用し、①pH測定②粉体秤量(ひょうりょう)③混合・撹拌(かくはん)④ろ過⑤スピンコーティング(遠心力を使った塗布)――の5つの作業を自動化した。コボッタプロを搭載した自律走行型搬送ロボットで工程間の搬送作業も自動化した。
3月12日と13日には大阪市西区の「京セラドーム大阪」、21日と22日には東京都港区の「東京都立産業貿易センター」でもDREX2024を開き、それぞれ約500人が来場した。担当者は「iREX2023に行けなかった人にも最新のデモシステムを近くでじっくりと見てもらいたく、全国3カ所でDREX2024を開催した」と述べる。