食品機械展でロボットに熱視線【その4】/FOOMA JAPAN2024
ロボットがダンボール箱や袋、コンテナをハンドリング
吸着パッドと金属アームでしっかり把持/エヌテック
アルトリスト(東京都調布市、橋田浩一社長)は段ボール開梱ロボットをアピールした。まずは箱を閉じているテープをカットし、フラップ部分を人間が開梱する時と同じように爪で引っかけて開梱するため、内袋を傷つけない。切りくずや粉じんが舞いにくく、資材への異物混入リスクを抑えられる。「食品業界だけでなく製薬工場などでも導入が始まっている」と橋田浩一社長は語る。
業務用洗浄機メーカーのショウワ(兵庫県尼崎市、藤村俊秀社長)は、折り畳み式コンテナの洗浄ラインを展示した。折り畳まれたままでは洗浄できないため、ロボットで組み立ててから洗浄機に投入する。
「投入時の組み立てから洗浄、その後の折り畳み、脱水など、一連の工程全ての自動化を提案できるのはわが社だけ」と広報担当者は話す。