自作のAGVやAMRに組み込めるコントローラーを発売/オリエンタルモーター
オリエンタルモーター(東京都台東区、川人英二社長)は2月28日、自作の無人搬送車(AGV)や自律走行型搬送ロボット(AMR)に組み込めるモバイル・ロボット・コントローラー「MVC01」を発売した。
MVC01は走行制御機能を搭載しており、AGV・AMRの運動制御や速度計算などを担う。設計者は自己位置推定や環境地図作成などの上位アプリケーションの構築に専念できるため、ソフトウエア開発の負担軽減や立ち上げ時間の短縮につながる。無料でダウンロードできるサポートソフトウエア「MVC Studio(スタジオ)」を使えば、各種パラメーターの設定や編集も簡単だ。
また、3次元の慣性運動を検出するセンサー「慣性計測ユニット(IMU)」を搭載し、不安定な場所を走行していてもロボットの位置情報を高精度に検知できる。現在、差動駆動とメカナムホイールの2仕様のロボットモデルに対応する。定価は13万円で、月100台の販売を目指す。