[国際ロボット展 特別リポートvol.16]アームの先にはこれを装着/トライエンジニアリング、シュマルツ、北川鉄工所、クリエイティブテクノロジー、アサ電子工業
産業用ロボットは、アームの先端に取り付けるエンドエフェクター次第で幅広い作業に対応できる。「2022国際ロボット展(iREX2022)」の会場でも、搬送、穴開け、検査など、先端にさまざまなエンドエフェクターを取り付けたユニークなロボットのアプリケーション(使い方)が多数展示された。
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産業用ロボットは、アームの先端に取り付けるエンドエフェクター次第で幅広い作業に対応できる。「2022国際ロボット展(iREX2022)」の会場でも、搬送、穴開け、検査など、先端にさまざまなエンドエフェクターを取り付けたユニークなロボットのアプリケーション(使い方)が多数展示された。
産業用ロボットは、ロボットアームにオプション機器を取り付けたり、コントローラーに特殊な演算処理装置を外付けするなど、さまざまな方法で機能拡張が可能だ。オプションによる機能付加により、特殊な作業や複数工程の自動化が可能になる。vol.17では、「2022国際ロボット展(iREX2022)」の会場で見つけた、ロボットの機能を拡張する提案を取り上げる。
今回の国際ロボット展(iREX)では、主催者企画としてロボットによる音楽演奏イベントが開かれた。また主催者企画以外でも、ロボットに音楽を演奏させるブースがあった。それら展示は一般来場者も「撮影可」であることが多く、スマートフォンで撮影して動画を「Twitter(ツイッター)」などの会員制交流サイト(SNS)に上げる来場者も少なくなかった。
「2022国際ロボット展(iREX2022)」で新たに出てきたトレンドの一つが、「ロボットの遠隔操作」の提案だ。新型コロナウイルス禍でリモートワーク・テレワークという働き方が企業に浸透し、製造や物流の現場作業のロボット化も現実味を帯びてきた。Vol.5で取り上げたオカムラの双腕ロボット「PROGRESS ONE(プログレス・ワン)」も、一部に遠隔操作を取り入れる。他にも会場では、さまざまな企業が遠隔操作を提案した。
まん延防止等重点措置が実施される中でも約6万2400人の来場者を集めた「2022国際ロボット展(iREX2022)」。Vol.2ではユニバーサルロボットによる工作機械の自動化提案を取り上げたが、他にも工作機械向けの自動化を提案する企業は多かった。各社工夫を凝らし、新たなソリューションをアピールする。ひと口に工作機械向けと言っても、その提案内容は幅広い。
3月9日~12日の4日間、都内の東京ビッグサイトで「2022国際ロボット展(iREX2022)」が開かれた。「まん延防止等重点措置」の再延長もあり前回展からは大幅な来場者数減となったが、「その分目的意識を持った来場者が多く、引き合いの確度は高い」
特別リポートvol.3で取り上げた以外にも、「2022国際ロボット展(iREX2022)」の会場では協働ロボットの展示が目立つ。ドイツや中国メーカーのロボットを販売するリョーサンや、Dobot(ドゥーボット)ブランドで展開する中国Shenzhen Yuejiang Technology(深圳市越疆科技)、住友商事グループ傘下の住友商事マシネックス(東京都千代田区、佐橋明三社長)なども協働ロボットシステムを展示した。
「2022国際ロボット展(iREX2022)特別リポート」のvol.2以降は、各社の展示を中心に紹介する。今回展では安全柵が不要な協働ロボットが改めて注目を浴びた。各社ラインアップを拡充し、可搬質量の小さい機種から大きい機種までをフルラインアップしてさまざまな活用法を提案した。特に東4ホールに最大級の小間を構えたファナックの協働ロボットの新機種は、大きな注目を集めた。
3月9日、「2022国際ロボット展(iREX2022)」が都内の東京ビッグサイトで開幕した。今回で24回目となる同展は、615社・団体、3227小間で過去最大規模での開催となった。
「国際ロボット展は前回は新型コロナウイルス禍の直前で、今回展もリアルで開催できた。非常に幸運な展示会」と同展の山口賢治運営委員長(ファナック社長兼最高経営責任者)は話す。好天にも恵まれ、会場内は初日から多くの来場者でにぎわった。
「2022国際ロボット展(iREX2022)」のオンライン展「iREXオンライン2022」が3月1日からスタートする。ロボットメーカーや関連企業が最新製品などを紹介するとともに、多数のウェブセミナーを配信する。