細胞ピッキングシステムを発売、ロボティクス技術を新事業に生かす/ヤマハ発動機
ヤマハ発動機は11月14日、細胞ピッキング&イメージシステム「CELL HANDLER(セルハンドラー)2」を開発したと発表した。来年3月に発売する。新薬開発などの医療研究に使う装置で、狙った細胞のみを吸引して培養プレートに移したり、細胞を撮影してデータ化することができる。2017年に発売した「セルハンドラー」と比べてより高倍率の対物レンズを備え、人工知能による細胞選別機能やオートフォーカス機能も搭載する。
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ヤマハ発動機は11月14日、細胞ピッキング&イメージシステム「CELL HANDLER(セルハンドラー)2」を開発したと発表した。来年3月に発売する。新薬開発などの医療研究に使う装置で、狙った細胞のみを吸引して培養プレートに移したり、細胞を撮影してデータ化することができる。2017年に発売した「セルハンドラー」と比べてより高倍率の対物レンズを備え、人工知能による細胞選別機能やオートフォーカス機能も搭載する。
「外観検査を人工知能(AI)だけに任せても100%正しい結果を出せるわけではない」と、良品AI外観検査システム「TDSE Eye(アイ)」を設計、開発するTDSEの柴田敦新規プロダクト開発グループ長は明かす。精度を高めるためのAI学習には時間がかかるため、あえて目視検査も取り入れることを提案する。そこで目を付けたのが、リモートロボティクス(東京都港区、田中宏和社長)が提供する遠隔ロボット操作サービス「Remolink(リモリンク)」だ。AIが判断に困るもののみを目視で検査するため、精度を担保しながら検査作業の大半を自動化できるようになる。
ミスミグループ本社は、新サービス「MiBOT(ミボット)」の本格展開を始めた。主に中小製造業への産業用ロボットの導入を支援する。全国のシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)と連携し、各用途向けのパッケージシステムを紹介するウェブページを構築した。
中国に本社を置くrealman robotics(リアルマンロボティクス、日本支社=東京都江東区)は11月18日、超軽量・小型の協働ロボット「ECO62-B」を発売したと発表した。
名古屋市港区のポートメッセなごやで今年10月、「第7回名古屋ロボデックス」など複数の展示会が開催された。協働ロボットの導入支援サービスなど、人手不足に悩む製造業への多彩な自動化ソリューションが提案された。
ジェー.ピー.イー.(JPE、長野県上田市、五味剛志社長)は幅広い業界向けに自動機や省力機、ロボットシステムを提供するシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)だ。「停まらない・壊れない装置作り」を志向し、納入後のクレームゼロを目標に掲げる。クレームやトラブルを最小限に抑えるため、装置やシステムを構築する上ではリスク管理と納期管理を徹底的に追求するという。
各種装置の受託開発や受託製造を得意とするJOHNAN(ジョウナン、京都府宇治市、山本光世社長兼最高経営責任者<CEO>)はオリジナル製品として、切削加工で生じる不要な突起(バリ)を除去するロボットシステム「BurrS Bird(バリスバード)」を設計、開発する。今年7月にバリスバードを小型化した「バリスバードmini(ミニ)」を発売した。「中小企業でバリ取りを自動化したいとの声を聞くが、設置スペースの大きさと導入費の高さがボトルネックだった。小型化することで導入を推し進めたい」とマシナリー・ソリューション事業本部西日本営業担当の末吉俊英さんは話す。
ロボット業界で活躍する女性にスポットを当てた連載「活躍するロボジョ」。第35回は、ロボットのメンテナンス事業に強みを持つシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のTECHNO REACH(テクノリーチ、愛知県長久手市、加藤正己社長)で、ロボットメンテナンスの提案営業などを担当する家頭朋伽さんを紹介する。文系出身で入社1年目の家頭さんは、会社説明会でのロボット操作体験や同社社員の人柄に引かれ、ロボット業界に飛び込んだ。
不二越は12月、協働ロボットの新製品「MZS05」を発売する。同社は高速・軽量な産業用ロボット「MZシリーズ」を展開し、同シリーズをベースに開発した協働ロボット「CMZ05」を2023年3月に発売した。
ファナックは新型の教示操作盤を開発したと発表した。17年ぶりの刷新となる。6.4インチ液晶を搭載しており同クラスの液晶を搭載する機種では最軽量の重量750gを実現した。体積を従来比45%削減しつつ、手になじむ形状を採用し、長時間使用時の作業者の負担を軽減。タッチパネルやキーボードの操作性も高め、軍手をしていてもタッチパネルの操作ができる。操作に対する応答速度なども高めた。2025年2月からの出荷を予定する。